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2026/01/08

【信玄⑤陰:もう、人前になんか出たくない】

爪を研ぎ、力を溜める。

爪を研ぎ、力を溜める。

46歳…倒産を経験しました。 裁判所での債権者集会では、話したいのに息ができない。

絞り出すように「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。」
──そう言うのが精一杯でした。

個人は破産。再起しようにも、動く頃にはアラフィフです。

破産した個人の信用は地に落ちています。
借金もできない。再就職も厳しい。
社会的に見れば、完全に「詰んだ」状態です。

皆さんだったら、次の人生をどう生きますか。

(甲)忘れて、ひっそりと生きる。
(乙)忘れず、もう一度再起する。

私は(乙)を選びました。
その支えとなったのが、信玄の「風林火山」の続きにある「陰雷」という教えでした。

▶︎『知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し』
(動く時が来るまで、暗闇に紛れて気配を消せ)
(動く時が来たら、雷がなるように力強く動け)

▶︎『明日は瀬田に旗を立てよ』
(どんな時も、京都に旗を立てる志を忘れるな)

信玄は教えてくれました。
「陰(どん底)」とは、終わりの場所ではない。
再度挑戦するために「準備をする場所」なのだと。

年齢も、人の反対も、あの時の息苦しささえも。
──「志」さえあれば、全てが再起のための栄養素になります。

今、暗闇の中にいる人がいるかもしれません。
でも、大丈夫です。それは「準備している時期」なだけです。

「旗(志)」さえなくさなければ、
必ず「雷」となって動く日が来ます。

みなさんの心には どんな「旗(志)」がありますか?

一筆啓上いたします。

「本当に辛いのは失敗ではない。志がなくなることだ」

【武田信玄に学ぶシリーズ】
▪️(1)風:すみません、支払いを待ってください
▪️(2)林:ペチャクチャ言わないこと、林の如く
▪️(3)火:こんなに炎上するんだ…
▪️(4)山:動かしたくないこと
▪️(5)陰:もう、人前になんか出たくない
▪️(6)雷:なりふり構わず立ち上がれ

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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