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2025/01/16

「建設テック(1.調査):ドローンとAI劣化診断の巻」

(写真は弊社キャラ=ダックくんがドローンパイロットになっている所です)

(写真は弊社キャラ=ダックくんがドローンパイロットになっている所です)

今回は建設テックのシリーズ第1回、「調査」編として、ドローンとAIを使った劣化診断を解説します。でも、その前にちょっとだけ私の話を聞いてください。

建設業と私の家族の歴史

実は私の祖父と父は土木の建設会社を経営していました。しかし、祖父が経営していた「野口建設」は私が小学生の頃に倒産。学校で遊んでいると先生が真っ青な顔をして「すぐに家に帰りなさい」と言った日のことを今でも鮮明に覚えています。家に帰ると玄関で強面の男性が怒鳴っていて、本当にショックでした。

その後、父は再起しましたが最終的には廃業しました。悔しくて私自身も土木業で起業を目指し道路の現場監督になりましたが、途中でインターネットと出会い、気づけばデジタルの道へ。でも最終的には建設とデジタルが融合した「建設テック」に戻ってきました。人生って本当に面白いですよね。

測量と調査が大きく変わる

建設業の基本は測量と調査です。昔は重い機材を抱え、炎天下や雪の中で作業しました。でも今や若い世代にはちょっと厳しい環境ですよね。

さらに、建物の調査診断も大変でした。建物の状態を調べるには足場を組み立てる必要があり、手間とコストが膨大でした。それを劇的に変えたのがドローン測量とAIによる画像解析(劣化診断)技術です。

ドローンとAIの活用法

ドローンが撮影した映像を細かい点の集まり(点群データ)に分解し、それを元にベクトル(空間)データ化して製図します。また、撮影した映像をAIが光学的に解析し、建物の劣化箇所の数量や種類を正確に抽出・診断します。

これにより測量や診断作業は劇的に効率化され、コストも削減できます。若い世代にも魅力的な仕事になるでしょう。

法改正で進むドローン活用

国土交通省も2025年7月1日から法改正を施行し、ドローンやAI活用を推進します。測量や調査でドローンを使うことが当たり前になる時代がもうすぐそこまで来ています。

一筆啓上いたします。

「失敗を恐れず、新しい方法に挑戦していこう」

次回もお楽しみに!

 

シリーズアーカイブはこちら。

(0:はじめに) 生き残りをかけた建設テックって何よ
(1:調査) ドローン、AI劣化診断(修繕工事)
(2:設計) BIM、MR(デジタルツイン)、スマートマテリアル
(3:施工) ロボティクス(RX)、デジタイズ、遠隔臨場、モジュール施工
(4:管理) IoTセンシング、サブスク、D2C、AI-RDB

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

建設業が"未来につながる産業"であり続けるために。この挑戦が、今の現場に悩む人や、
かつての私のように迷いの中にいる誰かの一助になれたなら
——育んでくれた建設業界と、家族への恩返しです。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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