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2025/06/05

角栄に学ぶ(4)40代:「しなやかな人の思考術」

イラストbyGPT:田中角栄が複数の人からクレームを聞いているところ

イラストbyGPT:田中角栄が複数の人からクレームを聞いているところ

震災の現場で立ち上げた、小さなテレビ局

41歳の時、東日本大震災が起きました。不思議なご縁から、私は急遽、福島県南相馬市だけで視聴できるエリア限定のテレビ局を立ち上げることになりました。震災が起きたのは3月。そして5月には現地に入り、仮設の事務所を立ち上げていました。

仮設住宅に暮らすあるおばあちゃんが、テレビに映し出された自分の家を見て、涙を流しながら想いを語ってくれました。その場面は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。この小さなテレビ局は、私の人生でいちばん誇りに思えるプロジェクトであり、生涯忘れることはないと思います。

放射能、社員の離脱…40代の難問に立ち向かう

震災後の南相馬市は、真っ暗な商店街が広がっていました。
放射線濃度を測定すると、時々ぞっとするような数字が出ます。社員の親御さんから「危険だ」とクレームが入り、一緒にいたはずの社員が翌朝突然いなくなったこともありました。社員を奮い立たせようと、自分で屋根に登ってアンテナ設置までしました。

40代にもなって真剣に仕事に取り組んでいると、身動きが取れないような難問に何度も直面します。そんな時こそ、「しなやかに」考え、受け流す強さを持たないと心が壊れてしまいます。

そこで今回は、田中角栄さんから「しなやかな思考術」を学びたいと思います。私自身も、もう少し早く知っておきたかった…。

角栄に学ぶ、しなやかな思考術

”その日のうちに忘れろ。どうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。”

自分の力では解決できないことを悩んでも、心が折れるだけです。うまくいかない理由を延々と考えても前には進みません。それより、さっと忘れて別の道を探しましょう。

”会議の長さは「出席者」の2乗に比例し、成果は2乗に反比例する。”

耳が痛い言葉ですね(笑)。
AIが当たり前になった時代、少人数で効率的に仕事を進められないと、あっという間に「ポンコツ」認定されてしまいます。周りの顔色を伺い、予定調和で進める時代は終わりました。無意味な決まり事はさっさと変えてしまいましょう。

”できるだけ敵を減らしていくこと。世の中は嫉妬とソロバンだ。”

本当に大切なのは「成果」を出すことです。
ライバルを叩いて自分を誇示するのではなく、ライバルを理解し、自分を振り返り、着実に成果を出すことがすべてです。

”逆境に強いのではない。逃げ出すことはしないということだ。”

……実際のところ、逃げようとしても逃げ切れないことの方が多いですけれど(笑)。

しなやかに、風を受け流す強さを

田中角栄の言葉には、どれもしなやかな強さがあります。
あなたは意固地になっていませんか?
柔軟な心で、しなやかに生きていますか?

一筆啓上いたします。
「柳のように、風を受け流そう」

 

田中角栄名言シリーズ
((はじめに)「いい大人」になるための言葉たち
(1) 学生・若手社会人時代:「動ける人の条件」
(2)20代:「伝わる人の話し方」
(3)30代:「成果を出す人の習慣」
(4)40代:「しなやかな人の思考術」
((5)50代:「人生おりかえし、認められる人になる」

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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