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2024/12/26

AI時代の人間の仕事術(3):AIが理解できない「痛み」の価値

(写真はAIに痛みがあるか議論しているところです。)

(写真はAIに痛みがあるか議論しているところです。)

大好きだった釣りをやめた理由

実は私、大の釣り好きだったんです。夕方からテトラポットで朝まで釣りをしたり、台風前にゴムボートで釣りに出て暴風に流されて遭難したり、沖の堤防で飲食料とゴムボートが飛ばされて2日後に救出されたり…。そんな無茶をするほど釣りが好きでした。

でもある日、魚にも痛点があると知ってしまって、そこからピタッと釣りをやめました。接待で船に乗ったこともありますが、もう魚がかわいそうで竿を出せなくなってしまったんですよね。

食べるのは平気なんだけど、鉄板焼きの鮑が苦しむ姿に涙目になったり、寿司屋で「目の前で石鯛をさばかないで!」ととんでもないクレーマーぶりを発揮したこともあります。だって痛いの、嫌だもん…。

「痛み」って実はとても複雑

ところで、痛みには物理的な痛みと精神的な痛みの2種類がありますよね。あなたはどっちが嫌いですか?

痛みって本当によくできていると思います。歯医者の痛み、二日酔いの頭痛、筋肉痛、それぞれ全然違う痛みですよね。心の痛みだって、怒られた時、失恋した時、大切な命を失った時の喪失感、全部違います。

医者に行くと「ズキズキですか?シクシクですか?」なんて聞かれるけれど、「うーって締め付けられる感じです」って答えても、多分ちゃんと伝わってないんですよね(笑)。

「痛み」が持つ意味と価値

「痛み」は、危険や異常を察知するセンシング能力だと思います。そして痛みは「反省」を生みます。反省はやがて他者や魚への「共感」に変わり、共感は最終的に「優しさ」へと昇華します。これはまだまだAIが理解できない能力だと思います。痛みって確かに嫌だけど、人間だけに与えられた貴重な能力なんだと思います。

一筆啓上いたします。

「今日は誰かの痛みに共感しましたか?」

次回もお楽しみに!

 

 

▪️シリーズ連載はこちら。
AI時代の人間の仕事術(1)=AIは「虫の知らせ」がわからない。
AI時代の人間の仕事術(2)=AIはネットにない情報がわからない。
AI時代の人間の仕事術(3)=AIには痛点がない。
AI時代の人間の仕事術(4)=感情の活用こそがあなたの仕事です。

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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