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2024/12/30

CEOの誕生日会をやめた理由〜嬉しさよりも公平性を大切にする経営判断〜

「写真は誕生日ケーキを持つ代表取締役2名」

「写真は誕生日ケーキを持つ代表取締役2名」

12月生まれのCEO二人、社員からの嬉しいサプライズ

うちの会社には代表取締役が二人いますが、二人とも偶然12月生まれ。先日の夕方、社員のみなさんが誕生日をお祝いしてくれました。正直ちょっと照れくさいけれど、本当に嬉しかったです。社員のみなさん、本当にありがとう!

社員から祝ってもらえることで自尊心が満たされ、「ああ、社員に慕われているんだな」と素直に感じました。こうしたイベントを企画し実行できる統率力があることも頼もしいし、社員が笑顔で温かく祝ってくれる会社の雰囲気に、心から感謝しました。

「親の誕生日を子どもが祝う」ことへの疑問

ただ、同時に頭の中に疑問が浮かんできました。

「これって、親が子どもから誕生日を祝ってもらっている状況じゃない?普通は逆だよね?」

CEOが「親」、社員が「子ども」とするならば、親ばかり祝ってもらう構図はちょっとおかしいのではないか。客観的に見ると、あまり望ましくない姿に映るかもしれません。

公平性を考えると、現実的には難しい

もし社員の中に「自分の誕生日は祝われないのかな」と感じる人が出てきたら、どうすればいいでしょう。公平性を考えると、全員の誕生日を平等に祝う必要があります。そうすると単純計算で毎月2回くらいケーキを囲んでバースデーソングを歌うことになる。これは、さすがに現実的には難しい…。

しかも人数が増えると、どうしても格差が出てしまいます。「自分の誕生日にはCEOが来てくれなかった」「私のケーキにはイチゴがなかった」といった小さな差が、誰かの心を傷つけることにもなりかねません。

嬉しいけれど、公平さのために来年から廃止

だからこそ、本当に嬉しかったのですが、来年からCEOの誕生日会を廃止することにしました。でも、個人的にはずっと自慢したいくらい嬉しい出来事だったので、この気持ちはブログに残しておきたいと思います。

一筆啓上いたします。

「嬉しさよりも、人の悲しみに心を寄せられるリーダーでありたい」

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

建設業が"未来につながる産業"であり続けるために。この挑戦が、今の現場に悩む人や、
かつての私のように迷いの中にいる誰かの一助になれたなら
——育んでくれた建設業界と、家族への恩返しです。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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