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2024/10/24

「お金の借り方を忘れるな(その3) 誠実な人」

(写真は福沢諭吉と渋沢栄一です)

(写真は福沢諭吉と渋沢栄一です)

ガラス張りの説明が、一番借金しやすい

事業が成長して売上が伸びると、利益も増えるはず。でも、なぜか儲かっているはずなのに、足りないお金が増えるという不思議な現象が起きます。これが「増加運転資金」という経営の謎です。

私も若い頃は「なんで利益が出てるのにお金が足りないんだ?」と頭を抱えていました。経営者生活25年目にしてようやくその理由が分かりました。答えはとてもシンプル。お金が入ってくる前に先に使ってしまうからです。

商売が拡大すればするほど、仕入れなどの先払いが増えて、それに伴って増加運転資金もどんどん増えていくわけです。これが極端になると「黒字倒産」という信じられない悲劇が待っています。利益が出ているのに資金繰りが回らず、業績好調な会社が潰れてしまうこともあるんです。

業績ではなく資金繰りで会社は潰れる

会社は実は業績不振では簡単には潰れませんが、資金繰りが回らなくなると一瞬で倒産します。だから経営者は銀行に通い、必要な資金が増えるほど複数の銀行に頭を下げなければなりません。時には本業より銀行通いが忙しくなることもあるくらいです…。ホントつらい。

誠実に説明することが大事

資金調達が難しくなると、ついつい相談相手ごとに聞こえが良くなるように説明を変えてしまうことがあります。最初はちょっとしたカスタマイズのつもりなのに、いつの間にかA銀行とB銀行で説明が食い違ってしまう…。そんな状況になりがちです。

でもね、相手によって内容が違う説明なんて、すぐにバレます。銀行はお金を貸すプロです。適当な説明なんて通用しません。自分自身にも、社員にも、株主にも、銀行にも、そしてお客様にも、常に誠実で一貫した説明をすることが重要です。

結局、一番お金を借りやすいのは、いつも誠実な人なんですよね。

一筆啓上いたします。
「誠実な人が、借金うまい人」

次回もお楽しみに!
 

シリーズ(1):「やるべきことをやる人がお金を借りられる人」はこちら。
シリーズ(2):「借りたい時に借りれないのが、お金よ」はこちら。
シリーズ(3):「誠実な人がお金を借りられる人」はこちら。
シリーズ(完):「つまらない人間でいいんですってw」はこちら。

 

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

建設業が"未来につながる産業"であり続けるために。この挑戦が、今の現場に悩む人や、
かつての私のように迷いの中にいる誰かの一助になれたなら
——育んでくれた建設業界と、家族への恩返しです。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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