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2025/09/04

チャップリン(5) 「人生は近くで見れば悲劇だが、遠くで見れば喜劇だ」

辛いから、笑うのです。

辛いから、笑うのです。

【知らなかったのは自分だけ】

46歳のとき、起業した会社が倒産しました。2年以上必死に踏ん張りましたが、泥沼に沈んでいくような感覚。もがいても浮き上がらず、毎日、死を意識していました。

ある日、支援してくれていた方が言いました。 「野口さん、頑張っているのはわかるけれど、後ろから刺されているよ」 それ以上は語られませんでしたが、その一言でようやく現状を理解しました。

…知らない間に社内に派閥ができていて、クーデターが起きていました。震災復興支援で資金繰りが苦しくなる中、会社は傾き分裂。
私を追い出そうとする勢力がかなりの数になっていました。

【近くから見れば悲劇】

渦中にいた私には、悲劇そのものでした。しかし別の視点から見れば、「失敗するべくして失敗した強引な社長」だったのだと思います。

【遠くから見れば喜劇】

倒産手続きが終わり、少し距離を置いて振り返ると見え方は変わりました。若さゆえに世の中の流れや人との接し方を理解せず、空回りしていた自分の姿は、ある意味で滑稽でもありました。まさにチャップリンが言う“喜劇”です。

チャップリンの名言は、自分を見つめ直す助けになりました。

▪️『人生は近くで見れば悲劇だが、遠くで見れば喜劇だ』
→今は辛いと思います。でもいつか笑えるようになりましょう。

▪️『無駄な一日。それは笑いのない日である。』
→笑いを失えば、会社も人も疲弊していく

▪️『私の最高傑作は次回作だ。』
  →自分を喜劇として見られれば、次はもっと成功できる。

いま、あなたは辛いですか?
もし辛いなら、自分を少し遠くから見て、笑い飛ばしてみてください。

一筆啓上いたします。
「人生とは悲劇の連続である、そういうもんだ。だから笑って進むのだ」

チャップリンに学ぶ「ユーモア」の必要性シリーズ
▪️(0)はじめに
▪️(1)「失敗を笑い飛ばせ」
▪️(2)「勇気こそが人生を創造する」
▪️(3)「痛みを笑いに変える」
▪️(4)「人間らしく生きる」
▪️(5)「人生は近くで見れば悲劇だが、遠くで見れば喜劇だ」

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野口 高志
【 倒産 → 再起 → M&Aを経て、建設業の伝統と未来をつなぐ『挑戦の二刀流』 】
▪️建設テックベンチャー 「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6千万円 / 創業9年目)と、
▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名/ 資本金3億円 / 120年の歴史)を兼務。
高い自己資本比率(ダックビル65%、建装工業60%)による安全な経営を推進。
盤石な財務基盤を背景に「現場と経営」・「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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