BlogCEOブログ書いてます
2025/05/29

「角栄に学ぶ(3)30代:「成果を出す人の習慣」

「イラストbyGPT:田中角栄が請求書を渡しているところ」

「イラストbyGPT:田中角栄が請求書を渡しているところ」

忘れられない「18,000円」の領収書

26歳のとき、私は起業しました。はじめて自分で売上を上げ、本屋で領収書を買ったときの興奮を今でも鮮明に覚えています。お客様に領収書を渡す手が震えて仕方なかった。

『¥18,000- 但し:パソコンの設定費用として』

帰りの車の中では、はにかんで変な笑顔になったり、手が震えたり、涙が出たり…。あまりの嬉しさに完全に舞い上がってしまいました。あの18,000円という金額の重さを、私は一生忘れることがないでしょう。

それまではサラリーマンとして「領収書」なんて単なる事務処理でした。でも起業した瞬間から、それは私にとって特別な価値を持つものに変わったのです。

成果を出す人に共通すること

そんな経験から気づいたのは、成果を出す人とは、自ら目標をつくり、自ら動き出せる人だということ。
そこで今回は、田中角栄の言葉から「成果を出す人の習慣」を学んでみたいと思います。

”念仏を百万回唱えても、実行しなければ意味がない”

批評と行動は全く別のことです。もっともらしい批評をして動かない人よりも、たとえ失敗しても行動する人の方が信頼されます。その積み重ねが、やがて成果を生むのです。

”仕事をすれば批判や反対があるのは当たり前”

この言葉の続きがまた良い。「何もやらなければ、叱る声もでない」と角栄は言っています。批判や反対は成果が出る前触れ。静かに耳を傾け、自分に取り入れながら挑戦すれば良いのです。

”大事なのは数字と事実だけ。耳障りのいい形容詞に騙されるな”

反省は定量的に分析すべき。定性的な分析では、自分を責めるだけで終わってしまいます。成功も同じく、定量的な分析が大事です。耳障りの良い言葉を信じると自惚れて、次に失敗します。

…田中角栄の言葉は、やっぱり厳しいね(笑)。

あなたは「成果を出す人」になっていますか?

一筆啓上いたします。
「目標を『与えられる人』から『生み出せる人』になろう。」

田中角栄名言シリーズ
(はじめに)「いい大人」になるための言葉たち
(1) 学生・若手社会人時代:「動ける人の条件」
(2)20代:「伝わる人の話し方」
(3)30代:「成果を出す人の習慣」
(4)40代:「しなやかな人の思考術」
(5)50代:「人生おりかえし、認められる人になる」

記事へのフィードバックは

LinkedInでお聞かせください

Archive

魅せる倉庫はダックビルの自慢です

【坂本龍一名言4:キャリアは失敗から生まれる】

植物の声を聴ける会社は、人の声も聴ける会社になる

【坂本龍一名言3:”守り”が創造の邪魔をする】

良い会社かどうかは、クレーム電話でわかります。

Monthly archive

この記事をシェアする

野口 高志
【建設テックの二刀流|現場と経営、伝統と未来をつなぐ挑戦者】
倒産 → 再起 → M&Aを経て、現在は建設テック企業のCEOと修繕大手のCDOを兼務。
革新力あるベンチャーと、実行力ある120年老舗企業の“二刀流”で、建設業界の変革に挑んでいます。

記事一覧に戻る記事一覧に戻る