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2025/02/24

倒産経験者が語る健康管理の重要性:内視鏡検査と会社経営の関係

(イラストは人生を回想し、不安を噛み締めているオジサンです)

(イラストは人生を回想し、不安を噛み締めているオジサンです)

若さゆえの無理と健康トラブル

32歳の頃、私は大きな十二指腸潰瘍を3つも抱えていました。何とか誤魔化して生活していましたが、ある日ついに高熱とともに倒れてしまい、病院へ運ばれることに。若かったせいか、人生初の麻酔なしでの胃カメラはひどい嘔吐反射を引き起こしました。

腹痛で歩けないほどの症状でしたから、明らかに病院に行く必要があることは分かっていました。でも当時は病気が見つかると会社が倒産してしまうのではないかと心配していたのです。実際にもし1ヶ月も入院したら、会社は間違いなく傾いていたでしょう。

倒産後に手に入れた健康と安堵感

それから約10年前、当時経営していた会社が倒産しました。倒産後の失業で心が空っぽになった頃、10年ぶりに胃カメラを入れてもらい、ついでに脳も検査しました。幸い胃腸も脳も問題なしという結果でした。

倒産と失業は辛い経験でしたが、引き換えに健康を取り戻したのかもしれません。初夏の木漏れ日を浴びながら、「悔しさと安堵感」が入り混じった不思議な感情を抱きつつ、ゆっくりと歩いて帰った日のことを今でも鮮明に覚えています。

二度目の経営と再び遠ざかる健康管理

しかし、人間の反省というのは長くは続かないもので…。その後、また新しい企業を経営することになりました(笑)。

二度目の企業経営を始めてからの10年間、私は再び胃腸の検査から遠ざかっていました。経営者というのは野生の動物のようなもので、病気が見つかることを極度に恐れます。病気は会社の生死に関わると無意識に思ってしまうのです。本当は逆なのですが…。

経営の安定と健康への前向きな一歩

マンション大規模修繕工事大手の建装工業グループに入って4年。経営は安定し、社員も成長してくれました。笑顔と活気に満ちたオフィスで、私の仕事は徐々に限られたものになり、少し暇を感じるようになりましたが、黙って見守っています(笑)。

そんなわけで、20年経って初めて前向きな気持ちで(会社に迷惑をかけないよう予防診療・早期発見・早期治療のため)、上下両方のカメラ検査を受けてきました。

結果はポリープ一つない健康な胃腸でした♡

健康を支えてくれる皆さんに感謝しています!これからも、もう少し頑張ります。

一筆啓上いたします。

「健康が一番。仕事は二番です。」

 

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野口 高志
【 倒産 → 再起 → M&Aを経て、建設業の伝統と未来をつなぐ『挑戦の二刀流』 】
▪️建設テックベンチャー 「ダックビル」|代表取締役CEO(売上5億円 / 25名 / 資本金6千万円 / 9年の歴史)と、
▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO(売上620億円 / 850名/ 資本金3億円 / 120年の歴史)を兼務。
​どちらの企業も、高い自己資本比率(65%と60%超)による安全な経営を推進。
盤石な財務基盤を背景に、現場と経営、伝統と未来をつなぐ挑戦を続けています。

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