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2024/09/05

ビジネスで差がつくお土産選び:気遣いがキャリアを築く

(写真はスキップしたくなるようなお土産の実例です)

(写真はスキップしたくなるようなお土産の実例です)

とてもリスペクトする先輩がいる。技術系の方でとあるクリエイティブ大手企業で局長まで務められた方だ。その手腕が買われ現在は大手IT企業に勤めていらっしゃる。このかた、技術の知識も働く姿も勉強になるんだけれど、実は私はそこにそれほどのリスペクトはない。見てたらごめんなさい。

この先輩をリスペクトしている最大のポイントは会食のときに用意する「お土産」のセンスだ。ある程度のステータスがある方との会食ではお土産を用意させていただくことが多いと思うんだけれど、このかたが用意されるお土産はセンスが全く違う。

この間、私は悩み事の相談をしたくて、この先輩にメールした。すぐに返事をくださりそこにはこう書いてありました。「会食しようか、お店選んでおくから候補日ください」メールで希望日をお伝えしたら「金曜が嬉しいだろうと思ったけれど、流石に予約取れなかったから週明けの候補日で抑えました、場所は…」という内容でした。

当日、お伺いしたらそこはすごく安い居酒屋。でも小さな個室しかないお店。飲みほうだい。「気兼ねなく話できた方がいいと思ったからザックバランなお店を選んでおいたよ」「料理に気を使わなくてもいいように飲み放題、食事は適当にセットしておいたから会話楽しもう」「2名で周り気にせず話ができて、気軽なお店だとここ一択だから」「今日は先輩にいい顔させろよ、安いから大丈夫だw」もう、脱帽。

昭和の時代、クリエイティブの最高峰企業で叩き上げるにはこんな気遣いが必要だったんだろうな。仕事で人に愛されるように頑張るから私は接待はしない。と思っていた若い頃の私、甘いぞ中年になってから傷つくことになるからそっちもちょっとは頑張っておけ。

お土産交換タイムがやってきた。今回、先輩がくださったお土産はスティーブ・ジョブズがこよなく愛した「赤坂もち」だ、私が大のジョブズフアンだと知っている先輩のにくい気遣いだ。小さい袋にちょっと入った気軽なお土産には、大きな気遣いとスキップしたくなるような嬉しさが詰まっていた。

先輩と別れてからしばらく、地下鉄にヨタヨタと歩いて行く先輩の後ろ姿を見送っていた。手には力一杯重たい石川の日本酒とめっちゃ大きな佃煮。片手で持てないから両手で持っていた。私はタクシーに飛び乗って思った。またやっちゃったな。気遣いも重けりゃ質量も重い。持って帰るの邪魔くさいだろうな、ご自宅遠いのに。うーん…反省。

あなたならどんなお土産を持っていきますか。会食もお土産も価格じゃないから難しいよね。

一筆啓上いたします。
「おもてなし上手になろう」

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

建設業が"未来につながる産業"であり続けるために。この挑戦が、今の現場に悩む人や、
かつての私のように迷いの中にいる誰かの一助になれたなら
——育んでくれた建設業界と、家族への恩返しです。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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