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2024/08/19

起業10年で生存率6%、20年で0.4%:成功する企業の共通点とは

写真は全体会議後に開かれた会食の様子です。

写真は全体会議後に開かれた会食の様子です。

ありがとうございます。おかげさまでダックビルは8月1日から10期目を迎えることができました。私は27歳で起業しました。あれから25年ほど、ずっと経営者をやっています。その間に倒産やいつの間にかなくなっていた企業を数多く見ましたし、自分の会社も倒産させています。アイタタ…

若い私は会社を作るまで、毎日が夢心地でした。でも作ったあとは毎晩生きた心地もしませんでした。社員が離れて行く、お客様の信用がなくなる、お金が足りない。心から笑える瞬間なんてない。気がつけば上手く笑えず、人の話を素直に聞けず、高笑いしかできなくなっている自分がいました。

ダックビルの株を建装工業に持っていただいてグループに加えていただいたのが4年前。それからは経営で困ったことが起きればすぐに相談できるようになりました。今では高笑いの必要はなくなり、50歳を超えてやっと子供の頃のように腹を抱えて笑える自分が戻ってきました。

心から笑って経営できるようになって初めて理解できたことがあります。経営に大切なスキルって2つあって、そのバランスがとても大切です。2つのバランスが崩れると企業は倒産に向けて走り出します。

「情熱」と「余裕」、この2つのバランスです。

渋沢栄一が教える「論語と算盤」も同義なんだと思います。情熱がなければ、事業は続きません。でも余裕がなければ情熱は続きません。算盤だけの経営者のもとで働きたい人はいませんし、論語(倫理観)がない経営者に仕事をお願いしたいお客様もいません。

起業する時に強い影響を受けた本があります。「ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則=ジム・コリンズ著」です。10期目を迎えるにあたり、久しぶりにビジョナリーカンパニーを読み返してみました。なんてことはない、情熱と余裕がどこから来るのか書いてありました。若い自分は表面だけ読んで興奮していただけだったんだな…。当時、もうちょっと賢ければ失敗しなかったかもw

ビジョナリーカンパニーには情熱と余裕が「社是・社訓」から来ることが書かれています。起業後、10年続く企業は6%、20年続く企業は0.4%です。100社に1社も残りません。ダックビルが次の10年も安定して社会や社員から愛されるように願いを込めて、ダックビルの社是・社訓を制定することにしました。

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社是「人々に愛され続ける企業であること」
社訓「人に優しさを、人々に驚きを、誠実に届ける」
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優しさ:私たちは、すべての人に対して思いやりと尊敬の心をもち、信頼関係を築くことを大切にします。
驚き:私たちは、革新的なアイディアと技術を提供し、お客様に常に新しい発見と感動を届けます。
誠実さ:私たちは、透明性と誠実さを持って業務に取り組み、高い倫理観を維持します。
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8月1日、全社員参加の新年度会議で昨年度決算と来年度事業予算を報告したのち、社是と社訓とそれに連動した新ロゴマークをみなさんに発表しました。写真はその後に行われた会食の様子です。社是社訓を大切にして10年後にはもっと多くの笑顔を育てていきたいと思います。

一筆啓上いたします。
「末長く愛される会社をつくろう」

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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