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2024/06/24

 「AIが使いこなせる会社になるには」

写真はダックビル早朝勉強会の様子です。

写真はダックビル早朝勉強会の様子です。

社員の日報、私は全員分かならず眼を通す。リアクションや場合によってはコメントもするようにしている。社員にしてみれば頑張って書いているのにも関わらず、声が誰にも届かなかったら寂しいもんね。会社が読んで活用する気がないなら、そんなもん書かなくていいと思うよ。

その姿勢が評価してもらえたのかな。うちの社員はけっこう本音ベースで日報を記載してくれている。毎日読んでいると個々人の行間に秘めた思いもなんとなく見えてくるようになる。この日報データをこの間、AIに与えてみたら驚愕する結果になった。

「誰が調子悪いと思う?」 → AI:調子悪い人一覧表と理由が表で出てくる。
「えっ、じゃあどう話せばいい?」 →AI:各個人に向けた話し方のアドバイスが出てくる。
「誰から話せばいいかな?」 → AI:会話の緊急度合いを教えてくれる。

病気を持っている人は当たり前だけれども、心が弱っている人やプロジェクト進捗で悩んでいる人。あげくは家族のことで困っている人まできちっと個人別に解析してフォローしてくれる。数千の日報解析結果もほんの数十秒という凄さ。

確かにAIを活用できる会社とそうじゃない会社の間には今後、天地の差ができると思う。でもそれはプロンプトの上手さとか、AIエンジンに何使うとか、セキュリティがどうの、とかそういう話ではない。社員が本音で語る日報データを持っていない会社は、社員の心をAIに聞くことはできないのだ。

私は「優しさに秀」でた「人の思い」が優秀なAIを創り出すと思う。AIはあと2年ほどで驚くほど操作が簡単なインフラになるだろう。だからAIの操作方法ではなく、個人や企業がAIにどのようなデータを与えることができるか。というのが勝負どころになってくる。本気でAI時代に勝者になりたければ戦略的なデータ収集が必要なんじゃないかな。

ちなみにダックビルでは「人の思い」を形にする勉強会を毎週3回開催している。参加自由で多くの社員が参加してくれている。そしてAIの勉強にかかる経費はすべて会社の研究費にしている。2年後、AIインフラが整う時代がいまから楽しみだ。必ず優秀なAIを生み出してみせる。

一筆啓上いたします。
「AIを使いこなすのは人の思い、だ」

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

建設業が"未来につながる産業"であり続けるために。この挑戦が、今の現場に悩む人や、
かつての私のように迷いの中にいる誰かの一助になれたなら
——育んでくれた建設業界と、家族への恩返しです。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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