野口 高志 株式会社ダックビル / CEO
ダックビルCEOです。若かった時に放漫経営で上場目指していた会社を倒産させてしまいました。皆さんのお情けをいただいて、もういちど頑張ってやり直してきました。懺悔の気持ちと感謝の思いを込めて社会課題を今後もコツコツと解決していくなかで社会に少しでも多く貢献していきたいな、と願っています。
写真は弊社自慢のデザイナーDylanと一緒に散歩中に撮ったものです!
4月初旬木場公園の桜が満開になった。と思ったら翌週に台風ばりの暴風雨で見事に散った。桜舞い散るじゃなくて、桜ごっそり落ちる。って感じ。やっぱり気象変動は常態化ですね。風情が…細川ガラシャもびっくりです。
謀反人「明智光秀」の娘として散々な人生を送った「細川ガラシャ」が辞世の句「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」私、この句を見るたびに深いなぁって感じるんですよね。この句は一般的に「散り際の大切さ」を教えたものとされます。
でも「ガラシャ」と改名したとおり細川ガラシャはキリシタンです。キリスト教徒は復活を信じていますし、魂は死なないと考えます。散り際の潔さが大切だ、って辞世の句に違和感感じるんですよね。
ガラシャの有名な辞世の句って実は「失敗することを案じるな、また咲けばいいじゃないか」って言ってるんじゃないかなぁって思うんです。「失敗してもすぐに素直に認めてやり直すことの大切さ」を父親の復活も願いながら考えていたんじゃないかな。
花が咲き、花は散る。緑が繁り、葉が落る。また蕾をつける、花が咲く。そうやって、桜の木は太く、高く成長していきます。長い年月をかけて年輪を重ねた桜は圧巻に咲き誇り、多くの人々を魅了する大木に育ちます。
失敗は繰り返せばいいんです。それが成長の糧になるんだから。それを知っているから「花は潔く散り、人は潔く謝れるんです」きっと。細川ガラシャは「反省すべき時にお詫びして、また頑張るから 美しい、人間らしい人になるんだよ」って教えたかったんです、きっと。
一筆啓上いたします。
「咲き誇れ、そして散ってしまえ。 また咲けばいい。」