「人間50年、下天のうちをくらぶれば」

2024/04/30
写真はインターン社員が会社に遊びにきた社員のご家族にマジックしているところです

写真はインターン社員が会社に遊びにきた社員のご家族にマジックしているところです

「人間50年、下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり」これ、信長が愛したことでとても有名な「敦盛」の一節です。広く勘違いされていますがこれは寿命は50歳が平均ですよ。と言っているのではありません。むしろ逆で、人の命なんていつ亡くなるかわからないから大切に生きなさいよ。という意味です。

信長が愛した「山桜」からも、瞬間を精一杯生きてみようよ。というメッセージが伝わってきます。山桜「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」を訳すると「日本人の心はまるで、朝日に香る山桜のようだ」という意味になります、限りある命がみせる刹那の美しさがここにも表されています。

私も50歳を超えて、こういう歌の素晴らしさがなんとなく愛おしく感じるようになってきました。と同時にあれ?なんでこんなにやってないこと多いんだろう。と思うようにもなってきました。危険な冒険から研究者まで、やりたいことは沢山あったはずなのに振り返ってみると目の前にある仕事と簡単に実現できるカジュアルな遊びしかやっていませんでした。

いまから危険な冒険って、この歳だと公園のアスレチックでも十分危険です。夜寝られないようになってから研究者っていっても独創的なアイディアはもう出てきません。「朝日に匂う」うちにやっておかないといけないことって沢山あるんです。若い人はぜひ、自分の人生が朝日に照らされている最中であることを意識して欲しいな、と願います。

さて、今年も楽しみだったゴールデンウイークがやってきました。ゴールデンウイークに有給をくっつけて長期休暇にするのもとても良いと思います。みなさんぜひ長期休暇をとれるような働き方をしましょう。生産性高く仕事を終わらせて、お互いに「敷島の山桜」を味わいましょうよ。

一筆啓上いたします。
「たくさん休めるような、工夫をしよう」

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