野口 高志 株式会社ダックビル / CEO
ダックビルCEOです。若かった時に放漫経営で上場目指していた会社を倒産させてしまいました。皆さんのお情けをいただいて、もういちど頑張ってやり直してきました。懺悔の気持ちと感謝の思いを込めて社会課題を今後もコツコツと解決していくなかで社会に少しでも多く貢献していきたいな、と願っています。
(写真は人間外社会性生物から愛情表現を教えてもらっているところです)
(写真は人間外社会性生物から愛情表現を教えてもらっているところです)
学校卒業して社会にでて数年経つと、あれ不思議。あんなに遠かった30代はもう目の前です。20代って、時間はすごくあるように感じるのですが終わってみるとほんとに早い。50代に突入してやっと理解したのですが20代の1時間にはすごい価値がある。なんでかと言うと知識にも「複利」がつくからです。
知識の元本に利息がつき、膨れ上がった知識は雪だるま式に他の知識につながっていきます。ひょっとしたらお金よりも知識の方が複利つくかもしれない。特に若い時に吸収した知識は10年後20年後に複利効果ですごく大きな財産になります。
知識って勉強で学ぶことだけじゃないです。
むしろ、勉強で得られる知識の幅って小さいぐらいじゃないかなぁ。
じゃぁ、20代で蓄財しておくべき「知識」ってなんでしょうか。
1つめは「社会」との付き合い方。
2つめは「愛憎」との付き合い方。
3つめは「お金」との付き合い方。
人は社会を構築することで生き延びてきました。だから社会と上手に付き合うことが自分の安全を担保するうえで欠かせない技術となります。歳を取ると社会を学ぶのが億劫になるから20代で覚えてしまいましょう。社会と自分をコネクトする技術は人生においてとても有用です。
人間、生きていると愛憎はつきものです。愛と憎しみによって感情は動きます。感情をこじらすと他人と喧嘩になります。愛憎を制御することはニコニコ心地よく生きるための大切な技術となります。
お金は「ありがとう」を数値化したものです。紙幣は紙切れじゃないです、他人や社会からの「ありがとうの量」を紙に印刷したものが紙幣です。たくさん集めたければ、どうすれば他人や社会が「ありがとう券」を自分にくれるのか理解しないといけません。
20代は、社会と他人を理解して協調する方法を覚えていかないといけません。協調の方法を理解して「ありがとう券」を手に入れると、そっちにも複利がつきますし。私はプログラムも書けますし、システムも構築できます。難関と言われる電気通信の監理技術者国家資格も持っています、大学で技術も教えていました。根っからの技術系JOBスキルの50歳男性です。
技術屋な私が振り返ったとき、なんで20代で技術以外も学ばなかったんだろう。当時の自分よ、そこじゃないんだよ。といいたくなります。ということで若い人たちよ、ぜひ早く3つの大切なこと学んで人生を豊かに楽しんでください。
一筆啓上いたします。
「社会、愛憎、お金、ってなんなのか答えられます?」