野口 高志 株式会社ダックビル / CEO
ダックビルCEOです。若かった時に放漫経営で上場目指していた会社を倒産させてしまいました。皆さんのお情けをいただいて、もういちど頑張ってやり直してきました。懺悔の気持ちと感謝の思いを込めて社会課題を今後もコツコツと解決していくなかで社会に少しでも多く貢献していきたいな、と願っています。
「あなたの人生は有限だ」
ずっと会社のモニターに表示されているのは、大好きな故スティーブ・ジョブズ(AppleのCEO)が晩年残した言葉です。
こんな大切な事実から私たちは目を背けて生きようとしてしまう。
人生を振り返ったとき後悔するのは確実だ、と知っているのにも関わらず。です。
自分に与えられた残り時間を意識すると生き方は大きく変わります。
12年前、東日本大震災の年に亡くなったジョブズの言葉に出会うまで、私もそんなことは考えもしませんでした。
自分の時間に限りがあることを理解していないから、ただ目の前にある課題や娯楽に流されるまま生きていました。
「Your Life is Limited.」衝撃的な言葉でした。
そうか、人生は有限なんだな。
自分は何をするために生まれてきたのかな。
どうすれば人に喜んでいただけるのかな。
被災地で仕事をするなかでその言葉に出会い、挫折を数多く経験する中で私の生き方は変わっていきました。
もっと効率的に時間をかけずに成果を出す方法はないか。
自分に与えられた時間は有限であることを理解すると、無駄は本当に怖いし腹ただしい。
もう、流されるままに仕事を夜中まで続けるのはやめました。
朝早くおきて、今日するべきことを理解して、効率的に仕事をして早く休む。
生活リズムを朝方に切り替えると、不思議と仕事量は減り、質は高まります。
家でも、仕事場でも必要ない時間やモノは整理して、捨てる。
シンプルで整頓された環境は、必要ない「もの・こと」から遠ざけてくれます。
私の人生も、あなたの人生も、限りがあります。
限りある「自分の人生」を充実させたいじゃないですか。
愛され、幸せに包まれて死んでいきたいと思わない人はいないはずです。
口うるさいですが残業はしないようにしてください。
人を助けるために少し時間をシェアして遅くなる。そんな残業は時には必要だと思います。
でも、ダラダラと仕事して慢性的に残業になるのは間違っています。
そんな時は、1時間朝早く起きて自分の業務を整理してから仕事を見直してみてください。
課題を分析して、解決できるまで真剣に工夫してみてください。
きっと何か解決の糸口が見えてくるはずです。
あなたに残された人生は有限なんです。
ダラダラ仕事して、愚痴を言って生きて欲しくないです。
ジョブズは56歳で亡くなりました。あと36ヶ月で私もジョブズが亡くなった歳になります。
天国でジョブズに会ったとき恥ずかしくないよう、自分の時間を生ききろうと思います。