野口 高志 株式会社ダックビル / CEO
ダックビルCEOです。若かった時に放漫経営で上場目指していた会社を倒産させてしまいました。皆さんのお情けをいただいて、もういちど頑張ってやり直してきました。懺悔の気持ちと感謝の思いを込めて社会課題を今後もコツコツと解決していくなかで社会に少しでも多く貢献していきたいな、と願っています。
※「最後の晩餐」の様子です、年末年始は12月28日午後から1月8日までお休みいただきます!
ウォンテッドリー自分でビジネスSNSの運営やってみて、確かに求人求職の方法が大きく変わってきているのを感じました。効果すごいですねビジネスSNS ウォンテッドリー、ビックリしました。
昭和は求人情報誌や新聞に給料をデカデカと乗せるのが定番でした。平成時代はリクルートのWebサイトに派手な自社の事務所と社員の笑顔集合写真「家族的な会社です」なんてコピーが踊る企業側発信の広告チックな見せ方が主流でした。令和はビジネスSNSで仕事内容をマイクロコンテンツとして届けて双方で歩み寄っていく形になったんだな、と理解しました。
会社の信用を重要視する時代から、職場の雰囲気を重要視する時代に、そして今はキャリアにつながるスキルが得られるタスクがあるかどうかが企業選びにおいて重要視されていると思います。私はこの流れを「求社、求職、求スキル」と名付けました。
得られる金額を伝えることが大切な昭和、職場のよい雰囲気を伝えることが大切な平成、令和は得られるスキルを細かく伝えることが大切なんですね。時代は変わりました、ウォンテッドリーサイトにはこうも書いてあります「ラブレターを書くように伝えよう」と。そう考えると昭和の求人広告はほとんど脅迫です。
「月17万補償!土曜日隔週半日休業!まかないあり、急募」ですからw
昨日も今年大学を卒業した方から弊社求人にご応募いただきました。ありがとうございます、とても嬉しかったです。今年国内有名大学を卒業し、海外の名門大学に挑戦するも、とてつもないインフレーションと円安により学業を断念せざるをえなかったそうです。社会変革によって大切な夢を壊された辛さは相当なものだったと思います。でも失意は人生においてとても大切な経験になる日が必ずきます。前を向いて頑張っていきましょう、少なくとも私たちは失意を経験した人を高く評価します。なぜなら人に優しくできるようになるから。
▪️人口減衰が始まり、国力の低下に合わせて円の価値が下がり、貧乏になっていくこれからの日本。
▪️右傾化と南北格差から不安定になる地政学と資源の奪い合いが訪れるこれからの世界。
▪️AIがとてつもない進化をみせ、あらゆる知識職種の陳腐化で知識労働の価値が低下するこれからの時代。
これからの求職者はいったい何を企業に求めるのだろうか。私は企業に「心」があるかどうかが大切になるんじゃないかと思う。お客様の成功を我がこととして喜べる従業員の心、従業員さんや協力会社さんの幸せを自分の幸せと捉える経営者の心、自分の子供を見るかのように商品を育てる技術者の心、社会の課題に疑問を持ち、改善に使命感を持つ企画営業の心。
うん、そうだな。私たちは「求人」じゃなくて「求心」情報を出していこう。
これからの時代にも勝ち続ける企業、個人であるために。