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2023/12/25

CEO朝礼挨拶 「今年のクリスマスは1人がいいかもよ」

※(写真は撮影イベントで私どもが飾りつけたマンションのクリスマスイルミネーションです!)

今年のクリスマス、ちょっと静かに過ごした方がいいかもしれないなぁ、なんて考えてます。

先日、日本企業のタンカーがイランからのドローン攻撃を受けたニュースが飛び込んできました。
世界のタンカーもこれを恐れて、紅海という航路の急所を避けて航海中だとか。若い方にはピンとこないかもしれませんが、1973年にも中東で戦争が起きて、あの狂乱物価(オイルショック)が起きたんですよね。今だって、一歩間違えばあの時の再現になりかねない状況です。

クリスマスを自粛するベツレヘム

今回の問題がイスラエルとハマスやフーシ派だけの争いで終わればまだいいのですが、どうもアメリカがイランを名指しで批判し始めていて、国家間の争いに広がる気配が見えてきました。ただでさえ歴史的に戦禍が絶えない中東です。しかも宗教が絡むとさらに厄介です。

キリストの生誕地ベツレヘムでは、「今年のクリスマスは派手に祝わないように」と市民に通達したとか。たしかに毎日パレスチナの一般市民が犠牲になっている中で、「メリークリスマス!」というのも、ちょっとなぁ……。世界中が静かなクリスマスを過ごす年になるのかもしれません。

浮かれた姿、ちょっとまずいかも

高級レストランでデートして、プレゼント交換して幸せを語り合うクリスマスの素晴らしさ、よーく知っていますよ。若い人が賑やかに過ごしたい気持ちも本当にわかります。でも、やっぱり、今年はまずい。宗教戦争が起きているときに、その当事者の一方のお祭りでワイワイ騒ぐのは、ちょっとカッコ悪く見えちゃうかも。「ハッピークリスマス」って、そもそも日本人は神道か仏教徒でしょうに。

遠い国の出来事と私たちの日常

もちろん、暗く沈んでしまえということではありません。ただ、今つらい状況にいる人々の気持ちに少しでも共感することは大切だと思うんです。
私たちが寒い冬に暖をとれるのも、中東の石油があればこそ。その恩恵を受けている私たちですが、いま中東では西側諸国に対して複雑な感情を抱く人も少なくありません。

クリスマスよりも伝えたいこと

声を大にして言うべきは、「メリークリスマス」よりも「戦争反対」ではないかと、私は感じています。

あれ、会社の朝礼のはずが、ずいぶん話が脱線しましたね。ともあれ年末年始です。今年も皆さんのおかげでダックビルは無事に過ごせました。縁ある方々とゆっくり過ごし、英気を養ってくださいね。
本当に1年間ありがとうございました。みなさん、お疲れさまでした。

一筆啓上いたします。「今年のクリスマス、どう過ごしましょうか?」

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野口 高志
【 倒産 → 再起 → M&Aを経て、建設業の伝統と未来をつなぐ『挑戦の二刀流』 】
▪️建設テックベンチャー 「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6千万円 / 創業9年目)と、
▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名/ 資本金3億円 / 120年の歴史)を兼務。
高い自己資本比率(ダックビル65%、建装工業60%)による安全な経営を推進。
盤石な財務基盤を背景に「現場と経営」・「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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