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2025/12/04

【ブッダに学ぶ⑥ 無我:すべて自分の一部】

私はよく机の下で涅槃に入ります。

私はよく机の下で涅槃に入ります。

母親が小学校低学年の時に家から出て行った。
前の日、母親が泣きながら私を抱きしめ、
「連れて行ってあげられない」と言った。

言葉の意味は、小さかった私にも分かっていました。
──あの夜、心の奥深くに鉄仮面をつけることを覚えました。

父の暴力からは人の怖さを知り、
実家の倒産や極貧生活からは、お金の力を学びました。

起業した会社が倒産したとき、
数名の社員がなんの担保もなく、私を信じてついてきてくれた。
あの時、人の温かさと、縁のありがたさを理解しました。

そんな経験を重ねながら、
ようやく「自分とは何か」が分かってきた気がします。
──自分とは、縁がつくる「記憶と経験」の総和なのだと思う。

そんな痛みや問いへの答えを、
私はブッダの言葉の中に見つけました。

▪ブッダはこう教えてくれます。
・自分を救うのは自分自身
・執着とは、自分以外の何かにしがみつくこと
・あなたの主人は誰か。それはあなた自身だ

いま辛い人は、めげなくていいです。
その記憶はやがて経験となり、自分の一部となり、
競争力へと育っていきますから。

一筆啓上いたします。
「自分を大切にする。とは記憶と経験を大切にすること」

ブッダシリーズはこれにて『完』です。
何かのお役に立てたなら幸いです。
長い連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。

【ブッタの名言に学ぶシリーズ】
▪️(1)執着:持っているから怖くなる
▪️(2)因果:結果には原因があるよね…
▪️(3)中道:バランスが大切
▪️(4)慈悲:優しさが事業を助ける
▪️(5)無常:自分を信じる、諦めてはいけない。
▪️(6)無我:すべて自分の一部

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野口 高志
【 倒産 → 再起 → M&Aを経て、建設業の伝統と未来をつなぐ『挑戦の二刀流』 】
▪️建設テックベンチャー 「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6千万円 / 創業9年目)と、
▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名/ 資本金3億円 / 120年の歴史)を兼務。
高い自己資本比率(ダックビル65%、建装工業60%)による安全な経営を推進。
盤石な財務基盤を背景に「現場と経営」・「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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