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2025/04/07

本当のUXは現場にあった〜建設現場で気づいた「ユーザー視点」の本質〜

(写真は今から泣くことになる私の笑顔です)

(写真は今から泣くことになる私の笑顔です)

【おぉ、まじで怖い…】

おぉまじでこええ。もうなんで泣いているのかPM2.5なのか花粉なのか恐怖なのかわかりません。なんで100m(地上25階)を超える超高層ビルのゴンドラに乗りたい。なんてお願いしたんだったっけな…。

【ゴンドラの乗車前ですでに限界】

ビルの下からゴンドラを見ているのと、実際にゴンドラに乗ってみるのではかなり違いがあります。

ゴンドラへの昇降ですでにヘタります。スパルタンな仮設設備に気の利いたスロープなんてあるはずもなく、足元もよくないから慎重に歩かないといけません。年取った北京原人のような歩き方になります。

【強風と揺れ、そして止まらない鼻水】

風も強い。だから揺れる。それは事前に予想された怖さだったのですが登ってみれば風の影響を違うところに感じる。「鼻水」と「涙」が止まらないのだ。PM2.5とか花粉なんだろうね。超高層建築物の上層階にゴンドラで向かうと中国と里山をこんなにも近くに感じるんだな。怖くて鼻かめないから出しっぱなしw

【ゴンドラの動力が面白い】

初めて見るものばかりですごく面白かったのですがゴンドラ乗ってみて一番興味深かったのは動力(電気)でした。外部電源もあれば、バッテリータイプもあります。ワイヤーの伸縮を電気で制御します。

【安全を支えるリアルタイムセンシング制御】

ゴンドラや積載物の重さ、風の力、昇降の速度や支える吊り具の強度。事故が絶対に許されない工事現場においてゴンドラに「安全」を与えるためのリアルタイムセンシング制御システムって価値ありそう。

PM2.5や花粉の飛散量を計測したり、バッテリー残量を計測しながら最適な工程を自動調整する制御システムとか作ったら面白くないかな。そんなことを考えていたら1時間があっという間に終わりました。

【真のUXは現場にある】

こんなん実際に乗ってみないとわからないよね。現場体験が真のユーザー体験(UX)を作る。みなさんは現場をみて、現場の話を聞いていますか?

一筆啓上いたします。
「百聞(Webの情報)は一見(現場の情報)にしかず。」

 

 

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野口 高志
【 倒産 → 再起 → M&Aを経て、建設業の伝統と未来をつなぐ『挑戦の二刀流』 】
▪️建設テックベンチャー 「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6千万円 / 創業9年目)と、
▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名/ 資本金3億円 / 120年の歴史)を兼務。
高い自己資本比率(ダックビル65%、建装工業60%)による安全な経営を推進。
盤石な財務基盤を背景に「現場と経営」・「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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