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2025/01/13

マンションもAndroid化する?〜自動運転時代の建設業界〜

(写真はアリゾナ州で実際に運行されているWaymo車両。完全自動運転で街中を走っている)

(写真はアリゾナ州で実際に運行されているWaymo車両。完全自動運転で街中を走っている)

Mac好きだけどスマホはAndroid派?

私はApple党で、Macが大好きです。でも、なぜか「人と同じ」になるのがちょっと悔しいので、スマホはあえてAndroidを使っています。スタイラス(デジタルペン)付きスマホでササっとメモを取りながら、「これ、いいでしょ?」と悦に入るのが密かな楽しみです(笑)。

Appleの安心感、Googleの自由度

Apple製品のエコシステム(MacやiPhone、iOSやMacOS、アプリまで全てAppleが管理する利用環境)は安全性や安定性が抜群。品質に厳しい日本人が惹かれるのもわかります。

一方、GoogleのAndroidは自由が魅力。ハードやアプリを自分好みにカスタマイズして、新しいことを試したい人に向いています。ただ、自由度が高い分、使いこなすのが難しい面もあります。

自動車のAndroid化が始まった?

そのAndroidを成功させたGoogleが、次に仕掛けているのが「Waymo(ウェイモ)」という自動運転開発企業です。AIソフト「ショーファー」を搭載した世界初の自動運転タクシー(ロボタクシー)を、2018年(なんと7年前!)にアメリカ・アリゾナ州で始めています。

最近、そのWaymoが宅配大手のUber、ライドシェア大手のLyft、さらに複数の自動車会社と提携を進めています。やろうとしていることは、まさに自動車の「Android化」です。自由度が高い自動運転システムが普及すれば、日本の自動車産業はかなり苦戦を強いられるかもしれません。

建設業界も他人事じゃない

自家用車がロボタクシーに置き換わっていくと、駐車場は不要になり、道路もどんどん狭くなるかもしれません。実際、関東のマンションでは駐車場の利用率が年々低下していて、充足率はすでに36%を下回っています(マンション管理新聞調べ)。建設業界も、大きな変化の波にさらされそうです。

次はマンションがAndroid化する?

2003年にAndroidが誕生した時、まさか15年後にロボタクシーが街を走るなんて、誰も想像しなかったでしょう。となると、2033年ごろにはマンションにもAndroidのようなOSが組み込まれ、AIが住民の行動パターンを学習してエレベーターの動きを最適化したり、ロボットがゴミ収集をする未来が訪れるかもしれませんね。

一筆啓上いたします。
「生活を支援するマンション、作ってみたい。」

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野口 高志
【建設テックの二刀流|現場と経営、伝統と未来をつなぐ挑戦者】
倒産 → 再起 → M&Aを経て、現在は建設テック企業のCEOと修繕大手のCDOを兼務。
革新力あるベンチャーと、実行力ある120年老舗企業の“二刀流”で、建設業界の変革に挑んでいます。

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