BlogCEOブログ書いてます
2024/07/25

「夏のJava20%OFF」

今月初めは1ドル≒162円でした。1ヶ月もたっていないのに今日は153円。ほぼ10円ほど円高になっています。これって、たいしたことないように感じるのですが、実は結構なものでして為替の差益は6%も上下していることになります。

ちなみに、日経平均株価もすごいことになっていて7月11日に42,200円だったものが本日日経先物市場(最新の市場データ)で38,300円になっています。これは9%の下落、ということになります。これも、なかなかの暴落っぷりです。

私、不動産はまったく素人なのでYouTubeの「ファクトストック」という不動産市況解説番組を見て不動産マーケットを理解するようにしているのですが、7月23日発表のファクトストックでは不動産契約率が60%に下落していることを伝えていました。(契約率は好不調の目安が70%)不動産にも深刻な空気が漂っている気がします。

SESの業界もニーズが減退著しいです。仕事がない、もしくはエンジニアの単価が下落しています。例えばJavaのSESですと昨年の10%〜20%ほど市場単価が落ちてきていることもあります。Javaで条件が良い仕事が出るとSESの応募が殺到するような状態になっています。

マーケットデータを眺めていると、10%程度の経済市況悪化も不思議じゃないように見て取れます。ちなみに、みなさん優良企業の利益率って一般的にどれぐらいと言われているかご存知ですか?
それは「10%以上」なんです。

では黒字の会社って何%あると思いますか?約半分の50%です。そして、驚愕するのですが企業の平均利益率(売上高営業利益率)は3.2%です。10%程度の市況悪化って3.2%しか利益出ていないほとんどの日本企業にとっては致命的な市況悪化なんです。借金の金利はこれとは別にかかってくるので、かりに3%の利益が出ている企業が、2%の金利で借入している場合、残金は絶望的になります。トホホ…

こんな経済状況下で経営者が財布の紐緩めるはずがありません。生活は猛暑中でも経済活動は冷たい北風が吹きつけていますから。しかし環境変化は適者生存の栄養素です。頭を切り替え、文句を言わずにチャンスを作り出していかないとね。

一筆啓上いたします。
「退場あるところに、登場(チャンス)もあります」

▶ 関連記事
AIによるプログラムの生成、修正が可能になった時代。「AIが使えないプログラマーは、かなりヤバいことになる。」
良いシステムの開発には、丁寧なAS-IS分析が重要。分析でポイントになるのは「ズルとバカ」。

 

記事へのフィードバックは

LinkedInでお聞かせください

Archive

【ブッダに学ぶ⑥ 無我:すべて自分の一部】

【15年ぶりの台湾で感じた円の凋落】

【ブッダ名言⑤ 無常:自分を信じる、諦めてはいけない。】

「ガチのノマドワーカー」

【ブッダ名言④慈悲:慈悲が事業を助ける】

Monthly archive

この記事をシェアする

野口 高志
【 倒産 → 再起 → M&Aを経て、建設業の伝統と未来をつなぐ『挑戦の二刀流』 】
▪️建設テックベンチャー 「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6千万円 / 創業9年目)と、
▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名/ 資本金3億円 / 120年の歴史)を兼務。
高い自己資本比率(ダックビル65%、建装工業60%)による安全な経営を推進。
盤石な財務基盤を背景に「現場と経営」・「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

記事一覧に戻る記事一覧に戻る