BlogCEOブログ書いてます
2024/06/13

「相続資産のオープンソース化」

グラフは日本の人口統計(左)と世界の人口統計(右)を比較したものです。(出典:大和証券)

グラフは日本の人口統計(左)と世界の人口統計(右)を比較したものです。(出典:大和証券)

私は石川県金沢市に生まれた。正確にいうと隣の石川県野々市町生まれであるが、金沢生まれということにしている。「どこの生まれなんですか?」って聞いて「あぁ、野々市町ですよ」って答えられてもみなさんも困るでしょ?

母親は福岡県大牟田市の出身だ。昔日に炭鉱で栄えた町だが、今は寂しさが漂うよくある地方の街並みだ。子供の頃遊びに行った実家に鶏が放し飼いで飼われていて、まだ暖かい卵ご飯を食べさせてもらった思い出が忘れられない。先日、母親に会いたくて大牟田にいった。友人の家に私を連れて行って友人に自慢する母親が可愛くて。とても素敵な時間だった。

その時に、私が相続予定の田んぼがあることを知った。「えっ、見せてよ。」ということで見に行った。「あそこたい。」母親が指差す方向には、広大な地面によく育った雑草が生い茂っている。「どうやってあそこまで行くの?」「道はないばい」とのことだ。哲学のような話だ…。私の曾祖父さんが開拓したらしい。山も開拓したらしいが勇気がなかったので今回は見ることを断念した。

私の両親は団塊の世代だ。そして私は団塊の世代Jrだ。いま、日本中でこのような相続の話し合いがなされていると思う。グラフ(出典:大和証券)を見てほしい。高齢化率は30%にもなっています。これから日本では巨大な相続が進んでいくことになります。

人口が増えていく社会では地面の活用方法が模索され、資産価値は高まる。グラフを見た通り世界の人口は綺麗なピラミッド型なので今後の不動産資産は有望だ。だが日本ではその期待は今後できそうもない。15歳以下の年齢層はわずか12%しかいない。相続どころか今後は人口を都市部に集中させねば快適な生活は維持できないだろう。地方の土地活用はこれからかなり厳しいのが現状だと言えます。

子孫に財産を残してあげたい、そう考えた曽祖父の気持ちを大切にして負動産だとしても大切に引き継ぎ守っていきたい。でもそれは本当に正しいことなのだろうか。自分の相続資産をオープンソース化して皆で活用しながら改良していく。そんなGitHubのような仕組を創れないだろうか。相続資産を社会全体でシェアしながら活用していく、そんなことを考えていきたい。

一筆啓上いたします。
相続資産も所有からオープンソース・シェアリングの時代にしよう

▶ 関連記事
人口減少のダメージが大きい、建設現場の人手不足。感覚で学ぶ「暗黙知」をロボットに教える未来の可能性。
少子高齢化が深刻な日本。ただ人口を増やすのではなく、本当の意味で「豊かな国」にする為には。

 

記事へのフィードバックは

LinkedInでお聞かせください

この記事をシェアする

野口 高志
【ベンチャーと大企業、両方の現場にいます。】
──建設テックベンチャー「ダックビル」のCEOと、創業120年の大規模修繕工事大手「建装工業」のCDOを兼務。

建設DX、AI活用、新規事業、採用広報、組織づくりをテーマに、
現場と経営、伝統と未来をつなぐ仕事をしています。

15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業し、41歳で東日本大震災に向き合い、南相馬で地域限定のテレビ局を開局。

46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージから再出発。
55歳の今、建設業の未来をつくるために、もう一度挑戦しています。

【現在の役割】
■ ダックビル|代表取締役CEO
売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年

■ 建装工業|デジタル戦略担当執行役員CDO
売上620億円 / 約900名 / 資本金3億円 / 創業120年

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、堅実な経営基盤の上で、建設DX・AI活用・新規事業・採用広報・組織づくりに取り組んでいます。

記事一覧に戻る記事一覧に戻る