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2024/06/10

「経営は、占いだ」

写真は米国の雇用統計推移と労働所得推移です(出典:第一生命経済研究所)

写真は米国の雇用統計推移と労働所得推移です(出典:第一生命経済研究所)

私、今年で経営歴25年になります。25年の間に大きな経済リスクを3回経験しました。ITバブルの崩壊、リーマンショック、コロナパンデミックです。辛い知人の姿もたくさんみましたし、自分も会社を倒産させてかなりきつい日々を過ごしてきました。経営のリスクは最低限に抑えないといけません。

経営について大好きな経営者「稲盛和夫」さんは生前こうおっしゃっていました。「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」本当に勉強になります。楽観的な構想と実行はできても、悲観的な計画、これが難しいんだよなぁ。25年も痛い目にあい続けているのにね…。

悲観的な計画をする上で最も重要なのは慎重な世界経済の分析だと思います。私はいま、4度目の大きな世界経済リスクが発生するのは近い、と思っています。経済的な結びつきが強い中国経済は壊滅的な状態。欧州やカナダも景気悪化で今月利下げを発表しました。頼みの米国も住宅着工件数は136万件と予想を下回り、消費者ローンの延滞率も13年ぶりの高水準です。

米国が金利の利下げを開始すれば世界経済悪化のスタートと考えて良いと思います。ということで6月7日発表の経済指数(米国雇用統計と失業率発表)にとても注目していました。

「???」なんだこれ。米国の雇用は27.2万人増えた。でも失業率も4.0%に増えた。(求人件数も大幅に減少=2.0倍から1.24倍に減少)なんか聞いたことがないことが発生している…。雇用が増えているのに失業率が増える。不思議だったので詳しく調べると正規雇用者が減り、個人事業主やフリーランスが増えているとのことだ。(全労働者の36%)要は米国の経営者は正社員はレイオフして都合良い雇用体系に移行しているというわけです。

これはもう、世界経済がクラッシュすると考えて悲観的に計画しながら経営した方が良い状態だと思う。占いと一緒で悪い予想だったとしても悲観せずに自分を顧みて慎重に行動すればいいわけだし。

一筆啓上いたします。
経営も占いも、統計学だ

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野口 高志
【ベンチャーと大企業、両方の現場にいます。】
──建設テックベンチャー「ダックビル」のCEOと、創業120年の大規模修繕工事大手「建装工業」のCDOを兼務。

建設DX、AI活用、新規事業、採用広報、組織づくりをテーマに、
現場と経営、伝統と未来をつなぐ仕事をしています。

15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業し、41歳で東日本大震災に向き合い、南相馬で地域限定のテレビ局を開局。

46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージから再出発。
55歳の今、建設業の未来をつくるために、もう一度挑戦しています。

【現在の役割】
■ ダックビル|代表取締役CEO
売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年

■ 建装工業|デジタル戦略担当執行役員CDO
売上620億円 / 約900名 / 資本金3億円 / 創業120年

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、堅実な経営基盤の上で、建設DX・AI活用・新規事業・採用広報・組織づくりに取り組んでいます。

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