野口 高志 株式会社ダックビル / CEO
ダックビルCEOです。若かった時に放漫経営で上場目指していた会社を倒産させてしまいました。皆さんのお情けをいただいて、もういちど頑張ってやり直してきました。懺悔の気持ちと感謝の思いを込めて社会課題を今後もコツコツと解決していくなかで社会に少しでも多く貢献していきたいな、と願っています。
写真はGWに入り浸った「サブカルの聖地、中野ブロードウェイ」で撮影したものです。
今朝の日経新聞にびっくりする記事がのっていました。少子化によって大学の20%程度が経営困難におちいっている。また、経営困難になりそうな大学も含めるとその数は42%にも及ぶという記事です。私立大学の5割が定員割れ、健全とされている残り58%のなかにも今後経営困難になっていく大学があることは明白だと思います。
少子高齢化が日本の問題とされていて、解決するために出生率をあげることや、移民の受け入れが検討されています。でも豊かな国にするために子供を作れ、海外の人に移住してもらえ。というのは目的と手段が逆なのでは?
日本が今後「豊かな国になる」と思う人が増えれば、自然と安心して子供を産み育てようという親も増え、日本に移住したくなる海外の方も増えるだろうに。
では、どうすれば我々はまた「豊かな国」をつくることができるのでしょうか。たぶんその結論はとても当たり前のことだけれど、多くの日本人が忘れてしまっていることです。
日本はたった2つのことをとても真面目に繰り返して、ここまで豊かになりました。「勤勉と勤労」です。我々日本人はよく学び、よく働くことで世界で一番豊かだと言われた社会を作り上げました。でも豊かになって先人の苦労を忘れ奢りが出たんでしょうね。
私も含め懸命に学んでいる、仕事している。って胸張れる人、そんなにいないのではないでしょうか。子供の勤勉も大切ですが、子供たちは大人の背中を見て成長するものです。だからまずは大人たちが、豊かな日本の将来を信じて笑顔で懸命に学び、働かないといけないんじゃないでしょうか?
戦後50年で世界が羨む成功を遂げた日本です。また50年かけて頑張ればいいじゃないですか。戦後働き盛りが戦死した後の日本人口は7200万人、大学数は50校ですよ(現在は1億2800万人、800校)、私たちは戦後よりはるかに恵まれています。もう一度、立ち上がりましょうよ!
一筆啓上いたします。
「信じて頑張る姿が豊かさを、豊かさは子供を育む」