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2026/05/07

【希望の音】

倒れたら、思い出す風景。

倒れたら、思い出す風景。

昭和55年の金沢。
「よっ!」ペタン。 「はい!」パシン。
実家は土建屋を営んでいた。

師走の餅つきが、自宅前の道路で盛大に行われる。

父親が杵で臼を叩くたびに、歓声があがる。
祖母がお餅をご近所さんや社員さんに配る。

できたての甘いお餅の味を、今でも覚えている。

当時、小学生だった長男の私を、
皆が可愛がってくれた。

──年末の餅つきが誇らしかった。

実家が倒産し、
祖母から、夜逃げすることを聞かされた夜。

お餅の味と、
餅を叩く「音」が頭から離れなかった。

あの音があったから、
私は何度失敗しても立ち上がれた。

人は、失ったものではなく、
覚えている音に助けられることがある。

──餅を振る舞う誇らしさが、私の原点。
 

一筆啓上いたします。
「倒れたら、希望の音が聞こえる。」

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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