野口 高志 株式会社ダックビル / CEO
ダックビルCEOです。若かった時に放漫経営で上場目指していた会社を倒産させてしまいました。皆さんのお情けをいただいて、もういちど頑張ってやり直してきました。懺悔の気持ちと感謝の思いを込めて社会課題を今後もコツコツと解決していくなかで社会に少しでも多く貢献していきたいな、と願っています。
今朝の勉強会ではGoogleが発表した新しいAI「Gemini」を皆で勉強してから、各々小論文を考えてディベートしました。小論文のテーマは「AIによってもたらさせる5年後の社会と自分の仕事」です。
下記は私の発表です!今日はみなさん苦戦していましたが、それでいいんです。
できないから勉強しているので。コツコツ、練習していきましょう!
ーーー論文ーーー
5年後、ホワイトカラーの仕事は無くなるだろう。我々メタルカラーの仕事も例外ではない。知性を武器としているホワイトカラーやメタルカラーの仕事がAIに勝てるはずもない。そう考えるに十分なGEMINIマルティモーダルのデモをみた。
AIによる判断が社会を決定づける時代は近いうちに必ず訪れる。人治は公平でない。だから法治が生まれた。法治は格差をうみ、法律知識の差が人の尊厳を傷つけている。それが現代社会で、格差への欲望は地球環境を不可逆的に傷つけるにまで至った。
もう、人が「ただしいこと」を判断できる社会ではない。科学、文化、人口が人間の知性限界を超えたのだ。人は生き残るために人智を越える道具を作り出した、AIの誕生である。
あらゆる知識はAIによって今後、コモディティ化(一般化)するだろう。知識では競争できない。ヒューマンエッセンシャル(必要不可欠な人間性)を有することがホワイトカラー、メタルカラーが生き残るための唯一の武器になる時代が訪れる。
人として創造的であること、優しさ、理性、感性、やる気。
点数にならない、定量化できない「心」こそが5年後の仕事には必須の武器だ。今のうちから、開発力に「心」を加えていかねばならい。我々は開発企業から、開心企業に進化していくべきである。AIが変えていく5年後の社会で働くのが楽しみだ。