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2025/09/18

坂本龍一に学ぶ 1:〜生き方(仕事)の選択〜

150℃のアスファルト工事は私に「忍耐力」を教えてくれた。

150℃のアスファルト工事は私に「忍耐力」を教えてくれた。

▪️何の仕事がしたいかなんて、20歳でわかるはずがない

私が中学生の頃、土木業を営んでいた家業が倒産しました。家族は離れ離れになり、子どもながらに「無力さ」と「悔しさ」を強く刻み込みました。——「いつか必ず家業を再興する」
そんな思いから、20歳での就職先を「土木」と決めました。

▪️150℃の仕事場

入社したのは地方の総合建設業。社会人生活は道路工事の現場監督から始まりました。
道路舗装は、150℃を超えるアスファルトを運び、敷き詰め、転圧して仕上げます。作業中の体感温度は60〜70℃。汗がどうとか言っていられない、凍らせた6リットルの水はすぐに空になる。ただ「生きる」だけで精一杯の現場でした。

▪️人を笑顔にする仕事の魅力

学費も寮費も借金でまかなった私は、昼食代にも困る生活。勉強のために本を買いたくて、副業でパソコンを教えるようになりました。
システムを作り、お客様の顔が笑顔に変わる瞬間。それは、汗だくの現場とは違う「創作と接客の喜び」でした。

お客様の笑顔に魅了され、現場で流した汗とは違う“心の汗”を流したくなり、気がつけば、私は“システム開発の会社を立ち上げる覚悟”を決めていました

父は“土木を私と一緒に再興する”ことを夢見ていました。違うことで起業すると父に告げた時の、父の残念そうな顔はいまも忘れられません。けれど、その選択が私の人生を大きく動かしました。

▪️坂本龍一に学ぶ「生き方(仕事)の選択」

坂本龍一はこう言います。

  • 「自分の居場所なんて、自分で決めればいいんだよ」
     …居心地の良い場所は、人それぞれで違って当然です。

  • 「自分がわかるまでは、仕事なんて選べない」
     …探し続けるうちに、必ず”本当の自分”が見えてくる仕事があると思います。

  • 「背中を押してほしいと思ったことはまったくない」
     …決断に他人の後押しが必要なら、まだ他に自分の道があるのかもしれません。

厳しい言葉かもしれません。
でも、人生は一度きり。時間がかかってもいいじゃないですか。
あなたらしい「生き方」や「仕事」を選んでください。
誰かの人生を歩むために生まれてきたのではないのですから。

あなたは“誰のための人生”を歩いていますか?

一筆啓上いたします。
「生きるとは、自分を知ることである」

坂本龍一に学ぶ 創作者という生き方
▪️(1)生き方(仕事)の選択
▪️(2)人付き合いが苦手で何が悪い
▪️(3)”守り”が創造の邪魔をする
▪️(4)キャリアは失敗から生まれる
▪️(5)何を残して、死ねるかな

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野口 高志
15歳で実家が倒産。20歳で竹箒を投げられた現場監督。
27歳で起業、46歳で倒産・破産。48歳で仲間とガレージ再出発。
55歳の今、建設テックCEOと創業120年の老舗建設CDOの二刀流で再挑戦中。

【現在の役割】
▪️建設テックベンチャー「ダックビル」|代表取締役CEO
(売上5億円 / 25名 / 資本金6,000万円 / 創業10年)

▪️大規模修繕工事大手「建装工業」|執行役員CDO
(売上620億円 / 850名 / 資本金3億円 / 創業120年の老舗)

高い自己資本比率(ダックビル65%・建装工業60%)を背景に、
「大企業とベンチャー」「伝統と未来」をつなぐ挑戦を続けています。

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