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2025/06/23

辞令交付は「紙」がいいんじゃないかなぁ

カメラ目線ですみません、なんか嬉しくてw

カメラ目線ですみません、なんか嬉しくてw

厚みのある紙が持つ「嬉しさ」

建装工業執行役員(CDO)としての辞令(任命書)をいただいた。自席に戻ってから思わず顔がニヤけてしまった。厚みのある紙に2箇所、しっかりと印鑑が押されている。非常にシンプルながら、重みと格式を感じる辞令だった。正直、とても嬉しかった。

普段、私はダックビルのCEOとして辞令を書く立場だ。「受け取った人に喜んでもらえる辞令」をいつも心掛けている。例えば、座右の銘である『和氣致祥』を直筆で書き、ゴージャスにも落款を添えている。今回、自分が辞令をいただく立場になり、改めてその工夫の重要性を実感した。

写真は、私が辞令を受け取っている瞬間のものだが、やっぱり嬉しいものだ。人前で書面をうやうやしく受け取るというのは、どこか「褒められている感」があり、感情的に満たされる。

「デジタル辞令交付」のシュールな世界

最近、行政などでは業務効率化を目的に「デジタル辞令交付」の導入が検討されているらしい。

Web画面に辞令交付が表示され、「受領」ボタンをクリックすると、同僚から「いいね!」がつく。効率化はされるかもしれないが、想像すると少しシュールだ。人生の晴れ舞台である辞令交付が、もし在宅勤務で画面上だけの出来事になってしまったら、モチベーションは高まるだろうか?

DX時代だからこそ、アナログが輝く

私はCDO(Chief Digital Officer=デジタル推進の責任者)として、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する立場だ。しかし、ただ効率だけを追求し、人間の「感情」を置き去りにするようなデジタル化にはしたくないと思っている。

人間は有機物を食べ、心で感じ、肉体を使って生きている。だからこそ、実際の現場感や臨場感、身体的リアルさというものを大切にしたい。それを無視してシステムを作れば、業務は効率化されても、人々からは自然な笑顔が減ってしまう気がする。

人の「幸せ」を考えたDXへ

「嬉しさ」という感情を伴う場面では、アナログの良さが際立つ。給料が現金手渡しだった時代に感じた特別な喜びは、振込では少し薄れたように感じないだろうか。

笑顔があふれる会社や社会の方が、結果として人々のやりがいやモチベーションが高まり、最終的には業務効率も高まるはずだ。私が目指したいのは、そんな「人間中心のDX」だ。

あなたが使っている(作っている)システムは、人を幸せにしていますか?

一筆啓上いたします。
「人を幸せにするために技術はある」

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野口 高志 (のぐち たかし)

【信用は、積み直せる。】

建設テックベンチャー「ダックビル」CEO × 創業120年・大規模修繕工事大手「建装工業」CDO。

15歳で実家の建設会社が倒産。46歳で自らの会社も倒産・破産。
48歳、仲間とガレージから再出発。
いまは建設DXとAIで、ベンチャーと大企業、両方の現場に立っています。

このブログ『一筆啓上』では、失敗と再起、組織づくりを通して
『信用を積み直す技術』を綴っています。


▶ 詳しいプロフィール(経歴・特許・受賞歴): duckbuild.jp/noguchi/

▶ LinkedIn(週3回発信中): linkedin.com/in/duckbuild

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