BlogCEOブログ書いてます
2024/07/18

「ズルとバカは開発者の重要スキル」

(写真は我が社が誇るプログラマー。カズ・マエゾーノです。KAZUなのに前園です)

(写真は我が社が誇るプログラマー。カズ・マエゾーノです。KAZUなのに前園です)

良いシステムとは、どんなシステムでしょうか。私はこれまでの仕事を効率的に楽にしてくれるシステムこそが役にたつ良いシステムだと考えています。だから、AS IS(現状)の分析を丁寧にすることがとっても大切だと考えています。

写真はシステム設計にあたってユーザーからヒアリングしたAS ISの状態をリアルタイムに図示して皆でワイワイやっているところです。このAS IS分析がすっごく疲れるのよ。めちゃくちゃ脳みそ使う。

そのままワークフロー作るだけなら別段脳みそも使わないんですが「バカなことやってんなぁ…」って部分を見つけだしながら現状を理解していくのはすっごく疲れる。1つのワークフローで5バカをみつけられるエンジニア(デザイナー)と、10バカを見つけられるエンジニア(デザイナー)であれば創り出されたシステムの性能が倍以上に違うなんてよくあることです。

「バカなこと」とは「改善の可能性」があることなんです。

ワークフローに「バカなこと」を書き込んでいって、どうすればバカじゃなくなるのか。それを考えるのが「ズルするスキル」です。こうやればズルできる。というアプローチをいくつ考えられるか。

TO BE(あるべき姿)=「バカ×ズル」です。

ズルするスキルが少ないエンジニア(デザイナー)がシステムを作ると「デジタイゼーション(アナログのデジタル化」で終わってしまいます。いくつかズルできるシステムは「デジタライゼーション(IT)なんて呼ばれます」、ですっげーズルして業務のやり方すら変わったぜ!というのが「デジタルトランスフォーメーション(DX)」です。

これからはDXで作られたデータをAIに考えさせて、人間がすっごく楽できるようなシステム「他人任せなシステム」を創りだせないといけません。つまりこれからのシステムエンジニア、デザイナーはこうならないと飯が食えません。

一筆啓上いたします。
「バカ×ズル×他人任せ」のスキルを身につけろ。

▶ 関連記事
若い時にこそ覚えるべき優先順位。ビジネスで成果を出すなら「ニーズとシーズ、どっちが先?」
メーカーが求めるのは「〇〇思考」で開発の流れを幅広く理解できる開発者。

 

記事へのフィードバックは

LinkedInでお聞かせください

Archive

社内コミュニケーションはDiscordしか勝たん

【坂本龍一名言5:何を残して、死ねるのかな】

魅せる倉庫はダックビルの自慢です

【坂本龍一名言4:キャリアは失敗から生まれる】

植物の声を聴ける会社は、人の声も聴ける会社になる

Monthly archive

この記事をシェアする

野口 高志
【建設テックの二刀流|現場と経営、伝統と未来をつなぐ挑戦者】
倒産 → 再起 → M&Aを経て、現在は建設テック企業のCEOと修繕大手のCDOを兼務。
革新力あるベンチャーと、実行力ある120年老舗企業の“二刀流”で、建設業界の変革に挑んでいます。

記事一覧に戻る記事一覧に戻る