CEOのBlog
一筆啓上Returns.

メーカーは技術者にこう言われると「採用したくなる」

2024/02/22

(写真はお客様と一緒に商品の企画会議をしている様子です)

ダックビルはマンションに特化したIoT自社プロダクトを開発し提供しているメーカーです。メーカーの悲しさででもあり面白さでもありますが、受託開発企業とかSES企業と違い「分業化」がやりにくい。分業するほど商品の価値が減っちゃって競争力が落ちるから怖くてできないんです。

ダックビルが商品を作るまでの流れを水の流れに例えると、こんな感じになります。

(調査段階 湧水):ユーザーを理解する→困りごとを見つける→困りごとを解決できる方法を考える(ASISーTOBE=やるべきこと)

(企画段階 河川上流):→やるべきことを可能にする仕組みを考える→ハードウェアとソフトウェアを組み合わせ試作やテストモックを動かす→ユーザーに見ていただいて反応や意見をもらう(PoC)

(開発段階 河川中流):ユーザーの反応や意見をもとに商品の要求と要件を定義する→要件定義に従ってシステム設計と利用条件に応じたハードウェア選定・検討を行う

(開発段階 河川下流):システム設計に従ってプログラムやDB、クラウド環境を整備してテストする&ハードウェアの連続稼働試験や環境試験を行う

(運用段階 海):保守対応、営業、顧客フォロー、課金

(経営判断 雲):損益計算する→リソースを再分配(投資と配当)する。→さらに湧水が湧く。

実は、商品ってこれだけの流れを繰り返して市場(海)を作っていくわけです。そして水の流れが強固なメーカーが強い「商品」を持つ企業になれるわけです。お客様はプログラムが欲しいのではなく、困っていることを助けて欲しいのです。だからメーカーの技術者は顧客の課題理解から顧客のフォローまで、できるだけ総合的に考えて開発できる人が優秀だと言われるし給料も高くなります。

受託開発企業の社員さんに求められるのは(中流)のスキルです。SES企業の社員さんに求められるのは(下流)のスキルですが、メーカーの開発社員には湧水から、海の満ち引きまで幅広く理解する力が求められます。作って欲しいのはプログラムじゃなくて「商品」です。そのためにはコミュニケーション能力を磨いて「水の流れ全体を理解する力(人間力)」が大切になります。プログラムは理解できてGeminiを使いこなせればOKになる時代だから余計に「人間力」がとても重要になってきます。

◼️メーカーに自分を訴求する「PR方法」の話に戻ります。
次の(1)(2)ように訴求する技術者が2名いたとして、それぞれの言葉を比較してみます。

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(1)開発実績があるRubyを用いてSaaSの技術を極めていきたいです。

(2)顧客の課題解決が可能なSaaSサービスをRubyで作り提供したい。

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◼️もしもあなたなら、どちらを採用しますか。そしてあなたは今、就活でうまく訴求できていますか。

メーカーの人材採用責任者は多くの場合(1)の技術者は取らず、(2)の技術者を採用します。なぜならプログラムを書くことではなく、商品の育成や、お客様に喜んでいただくことに喜びを持ってくれる技術者が欲しいからです。その方が採用責任者も技術者もお金持が稼ぎやすいからお互い幸せだし。

ポイントは仕事を誰のためにしようとしているか、です。

(1)の人は仕事の成果が「私」に向いています。(私は〜したい)

(2)の人は仕事の成果が「顧客」に向いています。(顧客に〜したい)

まぁメーカーだけじゃなくて優秀な企業はみな顧客思考だと思うから、仕事の成果は誰のものか、を気にしながら話すだけで就活ではとても有利になると思います。こんな簡単なことなのにわかってない人多いからね。気づいた人は有利です。

ダックビルはメーカーです。私たちも困っているお客様のお役に立ちたいと願う集団です。これを読んで「なるほど!」と感じたそこのあなた! メーカーで一緒に働きませんか?AI時代に負けない技術をともに身につけて行きませんか。