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2026/06/24

【命が軋む音】

命の音に耳を傾けよう

命の音に耳を傾けよう

「サァーッ……サァーッ……」
自分の血液が流れる音を聞いたことはありますか。

倒産前の月末。支払うお金がない。
血圧が200を超えた。

心臓から送り出される血の音が聞こえる。
頭が少し、ふらつく。

──銀行に行かなくちゃ。

「コンコンコン」

商談中も、乾いた咳が止まらない。
なぜか、ご飯を食べると1時間ほど収まる。

だから、商談の前には、何かを食べるようになった。

──少しでも寝なきゃ。

頭を掻きむしると、ゴソッと髪が抜ける。
取り急ぎ、枕の横に重ねて置いておく。

朝が来る。
訓示をしなければ。

スーツに着替える。笑顔で社員の前に立つ。

あのころの私は、会社を守ろうとしていた。
でも、自分を守ることができていなかった。

──いま、同じ音を聴いている人が、きっといる。

あなたの血の音は、あなたにしか聞こえない。
だから、これだけは言わせてください。

一筆啓上いたします。
「命が軋む音が聞こえたら、立ち止まろう」

【人生の音 シリーズ2】シリーズ1はこちらから。
▪️悲しい犬の叫び声は最後に自分を突き動かした。被災地に響いた【奮い立つ音】。
▪️【危ない音】と共に蘇る父の声。何度も自分を救った父の一言。
▪️倒産寸前の月末、自分を守れていなかった身に届く【命が軋む音】。
▪️55年の人生を支え続ける【元気になる音】。音楽が、辛さを少しだけ引き受けてくれる。

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野口 高志 (のぐち たかし)

【信用は、積み直せる。】

建設テックベンチャー「ダックビル」CEO × 創業120年・大規模修繕工事大手「建装工業」CDO。

15歳で実家の建設会社が倒産。46歳で自らの会社も倒産・破産。
48歳、仲間とガレージから再出発。
いまは建設DXとAIで、ベンチャーと大企業、両方の現場に立っています。

このブログ『一筆啓上』では、失敗と再起、組織づくりを通して
『信用を積み直す技術』を綴っています。


▶ 詳しいプロフィール(経歴・特許・受賞歴): duckbuild.jp/noguchi/

▶ LinkedIn(週3回発信中): linkedin.com/in/duckbuild

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